ついにゼオスキンで皮剥け必須の「セラピューティックコース」を開始しました。
最初は「スキンケアでダウンタイムがあるなんて無理!」と思って、皮剥けしないゼオスキンの「マイルドコース」をやっていました。
しかし、セラピューティックを終えた友人の肌があまりにもキレイだったので、セラピューティックに切り替えることにしました。
そんな、ゼオスキンのセラピューティックコースについて使用アイテムや使用感・順番・使い方などを紹介したいと思います。
この記事の内容
ゼオスキン セラピューティックで使用したアイテム
私がセラピューティック開始時にそろえたアイテムがこちら↓
- バランサートナー(化粧水)
- デイリーPD(光老化ケア)
- ミラミン(ハイドロキノン)
- ミラミックス(ハイドロキノン)+トレチノイン(医薬品)
④はミラミックスとトレチノインを混ぜて使用します。
ちなみに②のデイリーPDはセラピューティックで必須にしている医師もいれば、必須ではない医師もいます。
私が受診したクリニックでは必須ではなかったですが、マイルドコースの残りがあったので使用することにしました。
ですので、最低限のアイテムでセラピューティックを行いたい場合はこちらのセットになります↓
- バランサートナー(化粧水)
- ミラミン(ハイドロキノン)
- ミラミックス(ハイドロキノン)+トレチノイン(医薬品)
②ミラミンと③ミラミックスはどちらもハイドロキノン4%が配合された美白美容クリームで類似していますが、ミラミックスはトレチノインと混ぜての使用が前提になっているので両方ともそろえた方が良いとのことでした。
また、デイリーPDは必須ではないものの、肌に潤いを与えてバリア機能を強化し老化から守ってくれるので、可能ならそろえることをおすすめされました。
パルミチン酸レチノール配合の保湿剤を塗ったグループと無処置グループとの皮膚状態を12週間にわたって検証。
顔と首における紫外線ダメージの影響を写真の等級付けで実施。
その結果、パルミチン酸レチノール配合の保湿剤を塗ったグループは無処置グループと比較して、細いシワ、粗いシワ、まだらの色素沈着、不均一な肌の色調、粗さ、硬さ、顔と首の肌の透明度が改善したことがわかった。
さらに、さまざまなパラメータの改善が2週間という速さで観察された。
出典:「The effect of a vitamin A palmitate and antioxidant‐containing oil‐based moisturizer on photodamaged skin of several body sites」A V Rawlings, et al(2013)
セラピューティックの塗る順番
最低限のアイテムでセラピューティックをする場合の順番
<朝>
- 洗顔
- バランサートナー
- ミラミン
- 日焼け止め
<夜>
- 洗顔
- バランサートナー
- ミラミン
- ミラミックス+トレチノイン
デイリーPDを使う場合のセラピューティックの順番
セラピューティックでデイリーPDを入れる順番はバランサートナーの後になります。
<朝>
- 洗顔
- バランサートナー
- デイリーPD
- ミラミン
- 日焼け止め
<夜>
- 洗顔
- バランサートナー
- デイリーPD
- ミラミン
- ミラミックス+トレチノイン
この塗る順番も医師の考えによって異なります。
例えば、肌が慣れるまでは上記の順番で塗って、慣れてきたら美白効果を高めるためにミラミン→デイリーPDの順番に変えることがあります。
また、私の場合はコスト削減のために「洗顔」と「日焼け止め」は手持ちの物を使用しました。
後ほど使用したものを具体的に記載しますが、ゼオスキンで揃えれるならその方が最大限の効果が引き出せて良いと思います。
製品の特徴と使い方を詳しく紹介していきます。
セラピューティックで使用したアイテム・使用方法
① バランサートナー(化粧水)
美容クリームを肌へ最適に浸透させるために不純物を取り除き、肌のpHのバランスを整えます。独自の技術で、乾燥、敏感、刺激反応を起こした肌を、いきいきとサポートします。
ゼオスキンで唯一の化粧水で、どのスキンケアプログラムでも使用するアイテムになります。
使用感はさっぱりで塗ったあとにスーッとして保湿力は全くありません。
グリコール酸が入っているのでセラピューティック中でなくても、人によってはひりつきが出る場合があります。
バランサートナーの使い方
朝・夜使用。
500円玉大を目安にコットンか手にとって塗ります。
細部までしっかり塗るならコットンを推奨します。
価格7,040円(税込)
② ミラミン(透明感ケア)
ハイドロキノンがくすみを抑える力をサポートし、肌の色調を美しく整えます。
- 最強の漂白剤と言われているハイドロキノンが4%配合
- ハイドロキノンはアレルギーがある人も居るので要注意
- グリコール酸配合のため多少皮むけをする場合がある
- 5ヶ月継続使用したら2〜3ヶ月お休みする
ミラミンの使い方
朝・夜使用。
1〜2プッシュを顔全体に塗布。
朝は紫外線対策が必須。
塗ってから肌に馴染むまで時間がかかるため、優しく抑えるように付けるのがポイント。
伸ばしながら塗ると白浮きしやすい。
価格 14,080円(税込)
③ミラミックス+トレチノイン
ミラミックス
ハイドロキノン配合で、医師処方薬のクリームと併用することにより、効果的に浸透し、明るくムラのない整った肌へと導きます。
ミラミンと同じくハイドロキノンが4%配合されているのでアレルギーがある方は使用できません。
ミラミックスの特徴としては、ミラミンの成分に加えて、
- パルミチン酸エチルヘキシル
- フェニルトリメチコン
という成分が配合されています。
この2つによって、肌にトレチノインが均等に馴染みやすくなっているそうです。
ミラミックス 使い方
夜使用。
1プッシュをトレチノインと混ぜて顔に塗布。
塗ってから肌に馴染むまで時間がかかるため、優しく抑えるように付けるのがポイント。
価格 13,640円(税込)
トレチノイン
トレチノインはクリニックによって処方されるものが異なってくるため、商品だけでなく濃度・使い方・価格も違ってきます。
私はACNELYSE(アクネライズ)という0.1%のトレチノインが処方されました。
使用方法はクリニックによって異なるため参考までに。
トレチノインの使い方
夜にミラミックスと混ぜて使用。
量は最終的にはミラミックス1プッシュと同量(1:1の割合)の使用量が目安です。
しかし、最初からミラミックスと同量を使用すると、レチノイド反応が強く出るため、最初はミラミックス1プッシュに対して3分の1からのスタートを推奨されました。
心配であればさらに少なく始めても良いということで、私はミラミックス1プッシュに対してトレチノイン4分の1程度から開始しました。
それで、皮剥けなどの反応を見ながらトレチノインの量を徐々に増やしていきました。
セラピューティック開始1週間目の経過はこちら↓
デイリーPD
私の場合はマイルドコースで使用した残りのデイリーPD(光老化ケア)も組み合わせました。
医師曰く、追加した方が高い効果が期待できるとのことでした。
デイリーPDの使い方についてはマイルドコースの記事にまとめてあります↓
ゼオスキンは医療機関専用のスキンケア
ゼオスキンはDr.オバジが開発した医療機関専用のスキンケアプログラムになります。
肌のターンオーバーを促進する「レチノール(ビタミンA)」で皮膚を入れ替えるとともに、美白作用のある「ハイドロキノン」を合わせて使うのが特徴です。
肌本来の美しさを取り戻す治療と言われていて、シミ・肝斑・くすみ・シワ・ハリ・毛穴・ニキビなど様々な肌悩みに効果的と言われています。
また、角質の水分保持力を底上げするため乾燥肌にも効果的と言われています。
- 紫外線のダメージから肌を守り、コラーゲンの損傷をおさえる
- 表皮の厚みが増し、ふっくらと健康的な肌へ
- コラーゲン・ヒアルロン酸の生産を促進
- ターンオーバーの促進
- 皮脂分泌の抑制
セラピューティックはハイドロキノン×ビタミンAの集中治療プログラム
セラピューティックは、最強のビタミンAといわれる「トレチノイン」を組み合わせることで、肌を大きく生まれ変わらせるプログラムです。
トレチノインはゼオスキンのアイテムではなく、クリニックで処方してもらう医薬品となります。
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とはビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものであります。
このトレチノイン(レチノイン酸)は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。
また、トレチノインはアメリカではしわ・にきびの治療薬として、FDAに認可されています。
ただし、効果が大きい分、肌への刺激も強いです。
レチノイド反応といわれる肌の赤み、皮剥け、痒み、乾燥が生じることがあります。
セラピューティックの期間
セラピューティックの期間は12〜18週とされています。
最短で3 ヶ月、最長で4ヶ月半の集中ケアとなります。
そして、セラピューティックの過程は下記の図のように、大きく分けて
- 反応期
- 耐久期
- 完成期
の3つに分けられます。
それぞれの特徴としましては↓
①反応期(4〜6週)
肌のターンオーバーが亢進することで、古い角質がはがれ落ち新しい肌に入れ替わります。
肌の赤みや皮剥け、乾燥、刺激感といったレチノイド反応が一番出る期間。
②耐久期(4〜6週)
肌の赤みや皮向けなどの反応が徐々に落ち着いてくる期間。
また、シミが目立たなくなったり肌にハリが出たりと、肌質の改善が実感できる期間となります。
③完成期(4〜6週)
肌が新しい細胞に生まれ変わることによって、透明感・キメ・潤い・ハリ・ツヤのあるレイな肌になることが期待できます。
美しく健やかな肌を維持するために、メンテナンスプログラムのステップに進んでいきます。
③の完成期では、ハイドロキノンとトレチノインは急に中止せず、少しずつ塗る回数を減らしてテーパリングをします。
美容皮膚科でゼオスキンを購入した流れ
まずは、診察前に肌診断器を撮影。
診断結果を元に医師と診察→アイテム選び・説明→会計という流れでした。
私の場合は既にマイルドコースを行っていたのもあり、異常がなければ次回は1ヶ月半後(反応期が終わる頃)に経過を診せに来てくださいとのことでした。
通常の場合ですと、ハイドロキノンのアレルギーがないか、2週間後に経過の診察とのことでしたが、この辺りの診察の経過はクリニックによって異なるようです。
また、肌は毎日見ていると変化がわかりづらいので、ゼオスキンを使用するなら肌診断器で撮影をして評価をしてくれるクリニックがオススメです。
美容皮膚科の選び方。自分が美肌治療を受けるなら、VISIAやre-Beauなど肌診断機を導入してるクリニックを選ぶ。
より最適な肌治療を提案して貰えるのはもちろん。肌は毎日見てると変化が分かりづらいから、肌状態を客観的に評価できることで自分のモチベ向上に繋がるし、クリニックへの信頼度も増す。 pic.twitter.com/oNjv798ADr
— あさみん@元美容ナース (@asamin_biyou) May 15, 2021
セラピューティックにかかった初期費用は?
<最低限のアイテムでそろえた場合>
商品名 | 価格(税込) |
バランサートナー | 7,040円 |
ミラミン | 14,080円 |
ミラミックス | 13,640円 |
トレチノイン | 7,000円(クリニックによって異なる) |
合計 | 41,760円 |
初回の費用としては、¥41,760+カウンセリング料(クリニックによって異なる)となります。
<デイリーPDも入れた場合>
商品名 | 価格(税込) |
バランサートナー | 7,040円 |
デイリーPD | 21,780円 |
ミラミン | 14,080円 |
ミラミックス | 13,640円 |
トレチノイン | 7,000円(クリニックによって異なる) |
合計 | 63,540円 |
初期費用として63,540円+カウンセリング料(クリニックによって異なる)となります。
上記はあくまでも定価となります。
ゼオスキンは自由診療であるためクリニックによって値段が変わります。
また、何度もクリニックへ足を運ぶのが難しいという人は美容クリニックのオンライ診療を使うのも一つの手です。
スマホで手軽に無料カウンセリングが受けれてゼオスキンを購入することができます。
手持ちで使って良かったもの
洗顔剤、保湿剤、日焼け止めは手持ちの物を使用しましたので紹介したいと思います。
洗顔剤
セラピューティック中は極力メイクを薄くし、皮むけ中は石けんで落とせる日焼け止めで過ごすようにしていました。
美容皮膚科で購入したお気に入りの石けん↓
もちもちの泡が作れます。
メイクした日やしっかり落としたい日はプラスリストアの泡クレンジング↓
セラピュー中は肌が敏感になってますので、とにかくたっぷりの泡で擦らないように洗顔するようにしました。
保湿剤
セラピューティック中は基本的には保湿はしない方が結果がでやすいそうです。
しかし!!
かなり乾燥します!
特に最初の反応期はやばいくらい乾燥して、頑なに保湿せずにいたら目元に乾燥ジワができてしまったくらいです。
なので、途中からまぶただけ手持ちで一番保湿力が期待できるライースリペアを塗るようにしました。
あと、私の場合はセラピュー中に口角炎を起こしやすかったため、唇にはワセリンを塗るようにしていました。
乾燥が酷かったセラピュー2週目のブログはこちら↓
日焼け止め
セラピュー中はとにかく紫外線対策が命なので日焼け止めは欠かせません。
皮剥けしていても綺麗に塗れる日焼け止めはないかと色々試しました。
結果としては、皮剥けマックスの時は何を塗っても浮いたり、ポロポロとカスが出たりします(涙)
皮剥けが少しおさまっている時期で、割と綺麗に塗れると感じたのがポーラの日焼け止めです↓
左から順に
- ホワイティシモ UVブロック ミルキーフルイド(SPF30 PA+++)
- B.A ライト セレクター(SPF50+ PA++++)
- ホワイティシモ 薬用UVブロック シールドホワイトプラス(SPF50+ PA++++ ウォータープルーフ)
使い分けとしては、
- →毎日使いに。肌への負担が少なくて石けんで落とせて子供と一緒に使える。
- →人と会う予定があって至近距離で肌を見られる時は絶対これ!
- →汗をかくようなレジャー用
とにかく、肌が敏感になっているときでも肌荒れせず、使える日焼け止めが重宝します。
まとめ
セラピューティックは、肌の治療であることから高い効果が期待できますが、肌の赤み、皮剥け、乾燥などのレチノイド反応を伴います。
使い方を間違えると、逆に肌にとって良くない結果を招く危険性もあります。
自分至上最高の肌を目指すためにも必ず医師の指導の元でおこなうようにしてください。
最後に、セラピューの経過写真(iPhone外カメラ加工なし)をご紹介↓
マイルドコース2ヶ月を終えた後のセラピュー前↓
セラピューの反応期を終えた7週目↓
まだまだ経過途中で肌に赤みがありますが、こめかみにあったレーザーでは取れきれなかったシミがなくなったのには感激しました。
皮剥けマックスのとき↓
詳しい肌の経過やセラピューをおこなった感想については徐々に別の記事でまとめたいと思います。
早く結果を見たい方はセラピューティック開始13週〜の移行期をまとめたこちらの記事へ↓
セラピューティック開始1週間目の経過はこちら↓
2週目の経過はこちら↓
3週目の経過はこちら↓
4週間目の経過はこちら↓(トレチノイン:ミラミックスを1:1で開始)
ゼオスキンのマイルドコースを2ヶ月おこなった経過はこちらの記事にまとめてあります↓