ハイドロキノンの17倍の効果!?ルミキシルの効果的な使い方とは

シミ治療の外用というと昔からハイドロキノンが有名ですが、最近では新しい美白成分ルミキシルを愛用する人が増えてきました。

ルミキシルはよくハイドロキノンの17倍!と言われていますが、何がハイドロキノンの17倍なのか?と言いますと「シミを予防する効果」です。

肌を白くする効果が17倍じゃないの?

それならハイドロキノンの方が良い気が・・・

と思われた方、確かにすでにできてしまったシミを薄くする効果はハイドロキノンの方が高いです。

しかし、美白効果が高いということはそれだけ肌への刺激も強いということです。

美白ケアの基本はシミを作らないこと。

とにかく予防が大事です。

そういった意味でルミキシルは毎日のスキンケアに取り入れたい美白化粧品の1つです。

  • これから美白ケアを頑張りたい
  • ハイドロキノンが肌に合わなかった

という方に、ルミキシルの特徴と効果的な使い方についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ルミキシルの効果的な使い方

 

せっかく使うなら効果的な方法で化粧品を使いたいですよね。
ルミキシルの使い方

  • 1日2回(朝晩)使用する
  • 洗顔後、水分をふき取った乾いた素肌に1番はじめに塗る
  • 量は1〜2プッシュを目安に目の周りを除いた顔全体に塗る
  • シミや肝斑がある部分は重ね塗りをする
  • 日中は必ずSPF30以上の日焼け止めを塗って紫外線対策をする

① 1年中使う

ルミキシルに限らずですが、美白化粧品の効果を得るためには1年中、顔全体に使うことが必要となります。

紫外線が気になる季節だけ使うという使い方では効果が半減です。

皮膚科医の吉木伸子先生の「正しいスキンケア事典」にも

美白化粧品は一年中使い、顔全体に塗ること

と書かれています。

② ピーリングやレチーノルと併用する

ルミキシルの日本正規販売元によるとトレチノイン(ビタミンAの誘導体)やケミカルピーリングとの併用が効果的とのことです。

その理由はこちら↓

ルミキシルクリームには、皮膚の角質除去やターンオーバーを早くさせる効果がありません。そのため、それを補うトレチノイン(レチノイン酸)の併用やケミカルピーリングをオススメします。

引用元:ルミキシル製造元 Envy Medical, Inc.

とはいえ、トレチノインやケミカルピーリングは美容皮膚科での治療となります。

もっと手軽に取り入れれるものとしては自宅でレチノール(ビタミンA)配合の化粧品やピーリング石けんを併用するのもありだと思います。(効果は落ちますが)

私の場合はサンソリットのピーリング石けんを愛用しています。

自宅用のピーリング剤も販売されていますが、自己判断で濃度の高いピーリング剤を塗布することは危険ですのでおすすめはしません。

サンソリットのピーリング石けんは勤めていた美容クリニックでも人気のアイテムでした。

下記の記事で作用や使い方を詳しく紹介しています。

【口コミ】サンソリット スキンピールバー黒・赤・緑・青の選び方と効果的な使い方

③ 紫外線対策をする

シミ・美白予防の基本は紫外線対策です。

せっかく美白化粧品を使っても紫外線を浴びていては意味がなくなってしまいます。

美白化粧品を使うなら1年中紫外線対策が必須です。

仕事柄シミはできてしまってからの治療が大変で予防が大事だということを知っているので、毎日の紫外線対策が欠かせません!

今現在、シミで悩んでいる方も「これ以上シミを濃くしない」「増やさない」ことが大切です。

日焼け対策におすすめの記事↓

石けんで落とせる日焼け止めお気に入りを4選

【口コミあり】サンバリア100の日傘・帽子・パーカーを使ってみた

ルミキシルの特徴と効果

 

ルミキシルは米国スタンフォード大学の皮膚研究者によって開発された新しい美白成分ルミキシルペプチドを配合した化粧品です。

このルミキシルペプチドは天然のアミノ酸からなるタンパク質で、肌のメラニン生成(シミやくすみの原因)に関わるチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きを86%も抑えることが研究で確認されています。

使い続けることでシミやくすみを予防し美肌効果を期待することができます。

ハイドロキノンとの違い

ハイドロキノンとの違い

  1. 肌への刺激が少なく敏感肌でも使える
  2. 長期の使用ができる
  3. 妊娠・授乳中でも使える
  4. シミの予防効果が高い
  5. 管理が簡単
  6. 保湿効果が高い

① 肌への刺激が少なく敏感肌でも使える

美白化粧品の難点は何と言っても刺激が強いことです。

効果が高い=それだけ皮膚刺激が強いと言えます。

その点、ルミキシルペプチドは天然成分のため肌への刺激も少なく安心して使うことができます。

患者さんの中にもハイドロキノンではアレルギーを起こして肌荒れしてしまったけど、ルミキシルは大丈夫だったという人が何人かいました。

② 長期の使用ができる

また、ハイドロキノンは色素細胞に対する毒性が強く長期に使うと白く色抜け(白斑)することがあるため長期の連続使用ができません。

しかし、ルミキシルは非毒のため長期使用が可能です。

長期使用ができるということはそれだけ美白効果が高まるともいえます。

ルミキシルの製造元によると2009年の販売開始以来、脱色素斑を起こした報告はないそうです↓

ルミキシルの成分、デカペプチド-12は肌に炎症や脱色素斑を引き起こさない事が証明されています。事実、発表されている4つの臨床研究では、ルミキシルは顔面の過度の色素沈着に対して安全かつ有効であり、白斑を生じないことが明らかにされています。更に、2009年のルミキシル販売開始以来、アメリカや世界3カ国以上の顧客から、脱色素斑を起こしたとの苦情を受けたことは一度もありません。結論として、ルミキシルは、その有効性や安全性の臨床データに裏付けされているように、安全な製品であり、かつ通常の使用において白斑を引き起こすことはないと考えられます。

引用元:ルミキシル製造元 Envy Medical, Inc.

③ 妊娠・授乳中でも使える

ルミキシルクリームは、アミノ酸が主成分ですので、お肌や体に害は無く、長期間使っても全く問題ありません。ご妊娠・授乳中も安心してお使いいただけます。

引用元:ルミキシル製造元 Envy Medical, Inc.

④  美白予防にぴったり

冒頭でも書きましたように、すでにできてしまったシミを薄くする効果はハイドロキノンの方が高いです。

しかし、皮膚科学会の報告では

「ハイドロキノン」(10μM容量)によるメラニン生成抑制率が7%であることに対して、同容量のルミキシルは40%の抑制作用があることが証明されています。

ですので、ルミキシルはシミやくすみを予防するのにぴったりということです。

⑤ 保存が簡単で日中も使える

最近のハイドロキノンは色々と改良されて安定性があるものもありますが、それでも一旦空気にふれると、酸化(変色)し毒性の物質に変化しやすくなります。

私も保存状態の悪いハイドロキノンを使って肌荒れをしたことがあります。

美白効果も開封後はだんだんと低下します。

そのためハイドロキノンは開封したら冷蔵庫で保存し3ヶ月(ものによっては1ヶ月)くらいで使い切る必要があります。

その点、ルミキシルペプチドは有効期限内であれば酸化することなく、安定性と有効性を維持することができると言われています。

容器もエアレスポンプを利用してクリームの酸化・劣化を防ぐ工夫がされています。

また、ルミキシルは皮膚のバリア機能を損なわないため、紫外線の影響を受けにくく夜だけではなく日中に使用することもできます。(日焼け止めは必須)

しかし、ハイドロキノンは紫外線に当たると毒性の物質へ変化しますので、塗ったままの外出はNGです。

⑥ 保湿効果があって使い心地が良い

強い美白成分の中には肌を乾燥させてしまうものもありますが、ルミキシルはもともと保湿効果を得るために作られた製品のため他のスキンケアとも馴染みやすく今使っているスキンケアにプラスして使うことが可能です。

患者さんからはなめらかな質感で塗りやすいと好評でした。

ルミキシルのデメリットは?

シミや美白の予防に効果的なルミキシルですが、やはり今あるシミを薄くするにはそれなりの時間がかかります。

今あるシミにアプローチをしたければハイドロキノンの方が効果的です。

ハイドロキノンは単体で使うと効果が弱く実力を発揮しにくいのですが、トレチノインと併用することで、美肌・美白効果がぐっと上がります。

かし、ハイドロキノンとトレチノインは化粧品ではなく医薬品。

必ず医師のもとで正しい使い方と的確なアフターケアを行う必要があります。

  • 今あるシミを薄くしたい
  • ハイドロキノンが使える(アレルギーがない)

という方は、ハイドロキノンを選んで良いと思います。

トレチノイン×ハイドロキノンで有名なゼオスキン化粧品を使ってみた記事はこちら↓

【ゼオスキン】セラピューティクの使用アイテム・順番・使い方

ルミキシルの口コミ

私がルミキシルを使ってみたのは約5年ほど前です。

勤めていた美容クリニックの患者さんからもスタッフからの評判もよくすごく期待をして使ったのですが、なんと・・私はルミキシルが肌に合わなかったのです。

なんだかここまでルミキシル押しをしておいてすみません。

クリニックのサンプル品だったのと、肌のコンディションが悪かったという言い訳もあるのですが、調べてみると低刺激でも「ルミキシルペプチド」自体が肌に合わない人もいるとのこと。

それはそうですよね。

万人に合うスキンケアコスメがあるわけはありません。

 

しかし、患者さんも含め私の周りでルミキシルが肌に合わなかった人が居ないので、他のスタッフにはとても驚かれました。

なので、私自身はルミキシルの恩恵を受けてはいないのですが、クリニックでは美白化粧品として効果があるととても人気でしたのでご紹介しました。

 

美容クリニックのスタッフがルミキシルのモニターになり半年間使用前・使用後の観察をおこなったのですが、

それまで使っていたファンデの色が合わなくなったのと、人から肌が白くなったと言われることが増えました。

と口コミしていました。

ルミキシルを5年以上使っている友人も。

私も再度挑戦してみようかなと思っているところです。

ルミキシルはどこで買える?

  • 美容クリニック
  • 美容皮膚科
  • 楽天
  • アマゾン

ルミキシルは取り扱いのある美容クリニックや美容皮膚科、楽天やアマゾンから購入が可能です。

比較的通販の方が安く購入することができますが、はじめて使う場合や肌が弱い人はクリニックで購入すると安心です。

まとめ

ルミキシルまとめ

  • ルミキシルはシミ・美白予防におすすめ
  • ハイドロキノンと比較して肌への刺激が少なく長期に使用できるのが特徴
  • ピーリングやレチノールと併用すると効果的
  • 1年中使用することと紫外線対策もしっかりおこなうことで効果を発揮する
  • 今あるシミをどうにかしたいならハイドロキノン×トレチノインがおすすめ

シミ・くすみが気になる方、これから美白ケアをはじめる方はぜひご参考にしてみて下さい。

ルミキシルと併用したいシミの内服治療についてはこちらの記事へ↓

内服でシミを薄くする方法〜シナール・トラネキサム酸の効果・副作用について〜

ハイドロキノン×トレチノインで有名なゼオスキン化粧品を使ってみた記事はこちら↓

【ゼオスキン】セラピューティクの使用アイテム・順番・使い方