シワというと眉間やおでこ、目尻などにできるシワに目がいきがちですが、実は「あご」にできるシワもあります。
あごのシワは梅干しに似ていることから「梅干しジワ」とも呼ばれていて、これはオトガイ筋と呼ばれる筋肉の緊張によってできるシワです。
他の表情ジワと比較すると意識されにくい部分ですが、この梅干しジワが解消すると結構お顔の印象が変わります。
私自身も「なんだか口元がもったりしてる」「口元が垢抜けない」といった悩みがあったのですが、あごのボトックス注射を受けて「あごの梅干しジワ」が原因だったのか!とすごく腑に落ちた経験があります。
あごの梅干しジワを解消する「ボトックス治療」や実際に受けた感想についてまとめました。
なぜあごのシワはできるのか?
あごの梅干しジワはオトガイ筋と呼ばれる筋肉の緊張によってできるシワですが、その原因は歯並びや噛み合わせ、呼吸の仕方など複数の原因が絡み合ってできると言われています。
特に下のあごが唇よりも後ろにある場合(奥に引っ込んでる場合)、口を閉じる時にオトガイ筋にチカラが入りやすいため、あごにしわができやすいと言われています。
あごのシワを解消するボトックスとは
筋肉と神経の連絡を一時的に遮断する効果があるため、筋肉の動きを和らげる作用があります。
なので、あごに注射すればオトガイ筋の緊張が和らぎ、簡単に梅干しジワが解消されます。
実際に打ってみた感想
ボトックス注射自体は目尻や脇に打ったことがありましたが、あごはちょんちょんと2ヶ所(個人差あり)打っただけだったので他の部位に比べて簡単すぎてびっくりしました。
冷却時間を入れなければものの5分もかからないくらいです。
注射を打って3〜4日ほどであごに力を入れてもシワができにくくなり、1週間もすればあごの梅干しジワとさよならできました。
しかも、シワがなくなっただけでなく、筋肉の緊張がとれて少しあごが前と下へ出て輪郭がシャープな印象にも!
さらに、オトガイ筋で下に引っ張ていた唇が上にあがるため口角が上がり、口元がすっきりとした感じにもなりました。
「口元がもったりする」「口元が垢抜けない」といった悩みが解決して本当に嬉しかったのを覚えています。
ただし、効果は一生ではありません。
だいたい4〜6ヶ月程で効果が切れてしまいます。
ですので、あごボトックス(というかボトックスは)は定期的に打つ必要があるのが良くも悪くもボトックスの特徴です。
あごボトックスの副作用(リスク)は?
注射による内出血、腫れ、赤み、痛みとは別に、ボトックスが強く効きすぎた場合に顎の筋肉が緩みすぎて一時的に唇が閉じにくくなる場合があります。
自分も含め患者さんでもみたことはありませんが、副作用が絶対ないとはいえません。
しかし、ボトックスの効き過ぎは日にち薬で元に戻りますので、ボトックスの効果が一生ではないのはやはり必要なことなのかと思います。
あごボトックスまとめ
他のシワに比べて見落とされがちな「あごのシワ」ですが、解消するとお顔の印象を大きく変えるシワだと実感しました。
また、クリニックの中にはあごのボトックスにプラスしてあごを出すためのフィラー(ヒアルロン酸やレディエッセ)も勧められる場合もありますが、ボトックスの効果を一度見てからフィラーは考えても良いのではと個人的に思っています。
あごのしわを気にされている方の参考になればと思います。