ボトックス注射の効果とは!額(おでこ)に打ったときの副作用について

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顔の「しわ」が気になって美容外科や美容クリニックへいくと勧められる治療のひとつに「ボトックス注射」があります。

ボトクッス注射は私が以前看護師兼カウンセラーとして勤めていた美容クリニックでも人気の治療の一つでした。

私自身も額(おでこ)にボトックス注射を打ったことがあります。

顔に注射を打つだけでみるみるうちにしわが伸びるなんてとても手軽に思えますが、はじめてボトックス注射を打つ方にとっては気になることや不安になることが多いかと思います。

実際に額(おでこ)にボトックス注射を打ってみた私が思う効果や副作用などの体験談をご紹介したいと思います。

 

ボトックス注射の効果とは

ボトックスをおでこに打つとなぜしわが伸びるのか?

それはボトックスには表情筋と神経との連絡を一時的に遮断する作用があるからです。

そのため一時的にですが表情筋によってできるシワをのばして(消して)くれる効果があるのです。

自分では表情筋を使ってしわを寄せているつもりでも、見た目にはしわは寄っていないという状態になります。

 

また、顔の大きなしわにはたるみによってできるしわと表情によってできるしわがあるのですが、ボトックス注射は後者の眉間・額・目尻などの表情筋によってできる表情じわに効果を発揮します。

ちなみにボトックス注射を脇に打つと汗を止める効果があるため多汗症の治療でも使われています。

ボトックス注射で不自然な表情になるのは副作用?

では、とにかくボトックス注射を表情じわが気になる部分に打てば良いのか?というとそうでもないのです。

ボトックス注射の副作用で良く挙げられるものに以下のものがあります。

•表情が不自然になる

•表情がなくなる

•打った部位の違和感

•注射部位の痛み•内出血

また、おでこに打った場合にみられる副作用には

・頭痛

•頭が重たい感じになる

•眼瞼下垂(おでこが下がって目が開きにくくなる)

などが挙げられます。

なぜこれらの副作用がみられるかと言いますと、ボトックス注射の効果の大きさや表れ方はボトックスの薬剤の量や質、打ち方、患者さんの体質など様々な条件によって変わってくるからです。

例えば、表情が不自然になってしまうのはボトックスの量が少なかったか打つ場所が適切ではなかった可能性があります。

表情がなくなってしまうのは逆にボトックスの量が多すぎた可能性があります。

そして、おでこの場合で打ちすぎますと先ほど挙げたおでこの副作用が出やすくなります。

ボトックス注射の副作用を回避するためには?

ボトックス注射は注射を打つだけの治療ですので簡単に思われがちですが、同じ量を同じ箇所に打っても人によって効果の出方が違うため実は難しい治療とも言われています。

また、ボトックスの効果は一時的ですのでこれらの副作用は時間の経過とともに消失していくこともボトックスが気軽な印象になっている要因の一つかと思います。

しかし、毎日見る顔のことですのでこの時間というのは人にはわからないくらいストレスになったりします。

 

それにみなさんしわを消したいと思っていてもなるべくなら「自然な感じで消したい」というのが本音かと思います。

どんなにしわが嫌でも50歳を過ぎて額(おでこ)にしわ1本なくてツルーンとしているとか、笑っているのに目が全然笑っていないというのは不自然です。

また、最近はボトックス注射の認知度が上がって来たのと治療を受けたことがある方も多いため、上記のようにあまりにも不自然だとバレバレになってしまいます。

そうならないためにはどうしたら良いのか?

やはり事前のリサーチが必須かと思います。

そしてボトックス注射は体質のわからない初めての患者さんこそ難しいためしっかり相談にのってくれるドクターを選ぶことです。

初めてだから言われるがままではなく、どんな感じでしわを失くしたいか伝えることが大切です。

マイルドにボトックスを打ってもらう

上記の副作用の件もありボトックス注射はマイルドが好まれる時代になってきました。

クリニックによって名称は違うかも知れませんが、最近はマイルドな効果が得られる「マイクロボトックス注射」という注射の打ち方が人気です。

 

通常のボトックス注射は筋肉内に薬剤を注入するのですが、マイクロボトックスの場合は皮膚の表面に浅く注入します。

そのため筋肉への効果が最小限となり「表情を作るとシワはできるけれど通常は肌がピーンとはっていて細かいちりめんじわが消えている状態」というなんとも理想的な仕上がりになるのです。

特におでこでは自然な仕上がりになります。

また、このマイクロボトックス注射には皮膚のリフトアップ効果や、皮膚のキメを整える効果、毛穴を収縮させる効果、皮脂を抑えるという美肌効果もあります。

ですので、最近は美肌目的や深いシワの予防といってマイクロボトックスは20代後半〜の方にも人気の施術となっています。

 

昔は、ボトックス注射なんて表情がなくなるからやめた方がいいという声も聞きましたが、最近の美容業界は「美容整形をしてます」な風にはせず、いかに「ナチュラルに仕上げるか」という傾向になってきていますので、その点はドクターとしっかり相談すれば安心かと思います。

ただ、マイクロボトックスにも弱点があります。

効き目がマイルドな分、通常のボトックス注射より効果の持続期間が短いのです。

 

ボトックスの打つ量により持続期間は変わりますが、ボトックス注射ですと3〜4ヶ月くらいが効果のピークで5〜6ヶ月には効果が薄れてきます。

マイクロボトックス注射ですと、3〜4ヶ月くらいには効果が薄れて来ているかな〜といった感じです。

また、昔っからボトックス注射を愛用されている方にはマイクロボトックス注射の効果なまぬるいということもあり、表情ジワができないくらいぴーんとはっているのが好みといわれる方もいますので、ボトックス注射も根強く人気です。

ボトックス注射の副作用!額に打った体験談

しかし、個人的な意見からいえばマイクロボトックス注射派です。

以前おでこにボトックス注射を打ったときに効きが良すぎて眉毛が落ちた体験をしたからです。

あれはかれこれ10年くらい前ですね(遠い目)まだ美容クリニックに入って1〜2年目だったのですが、いろんな治療が気になって様々な治療を試していた時期でした。

20代前半でしたので、シワとりの必要性はなかったのですが、どうしてもボトックス注射というものが気になって仕方なかったので、ちょうど研修にきていた先生のボトックス注射の練習台になりました。

おでこに打ったのですが、シワがあまりないので通常より少なめに打ったはずなのですが・・・効きが良い体質だったため、眉毛が落ちました。

もっとわかりやすく言いますと、人間はおでこの筋肉が動かなくなると、おでこが下に下がります。

そうするとおでこの下にある眉毛も下がります。

さらにまぶたも下がるので二重の幅が狭まり一重っぽくなります。

私は鏡をみて鬼瓦みたいと思いました。

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おでこのボトックス注射の副作用で一番多いのがこの眉毛が下がる状態です。

また、これに伴っておでこの違和感と頭重感も感じました。

とはいえ、先ほども言いましたようにボトックスの効果は一生ものではありませんので違和感と頭重感は数日で消失し3ヶ月もしたら効果がひいてきておでこはいい感じになりました。

それでも3ヶ月間は鏡をみるのが苦痛でしかたなかったためその後おでこのボトックスは避けるようになりました。

 

しかし、上手くいけばボトックスは最強のアンチエイジング治療かと思います。

とにかく最初は欲張らず、ドクターとしっかり相談をすることをお勧めします。

ボトックスに頼る前にしわ対策を!

その後おでこのボトックスを避けるようになった私は20代から地道なアンチエイジング対策をするようになりました。

しわ対策で特に心がけていることは「紫外線対策」と「コラーゲンの摂取」です。

顔全体の老化の原因といえば紫外線です。

紫外線は肌のハリを保つコラーゲンを破壊してしまいます。

また、コラーゲンは加齢と共に生産量が減少します。

ですので、極力コラーゲンを減らさず補給することを心がけています。

 

以上、ボトックスの効果・副作用と私のボトックスの失敗体験談でした。

ぜひこれからボトックス注射を考えているという方の参考になれば幸いです^^;