と、子供の日焼けについて気になっているママも多いと思います。
我が家も子供(6歳)がバレエを習っているため飲ませたいと思い子供が飲める日焼け止めサプリについて調べました。
その結果、驚くべき飲む日焼け止めの事実がわかったので子供には飲ませることをやめました。
なぜ飲ませるのをやめたのか?
その理由と我が家ではどんな方法で子供の日焼け対策をしているのかまとめました。
この記事の内容
子供に日焼け止めサプリを飲ませない理由
①日焼け止め効果がないから
「飲む日焼け止め」と聞くと塗る日焼け止めのように物理的に紫外線をカットしてくれるようなイメージが湧くかもしれません。
しかし、俗に「飲む日焼け止め」と呼ばれる美容サプリには実は日焼け止め効果はほぼないというのが最近の医学会の見解です。
日本皮膚科学会より↓
現在、「飲む日焼け止め」はサンスクリーン剤のような効能は科学的に証明されていません。
サプリメントを飲んだから日焼け止めはなくて大丈夫。
ではなく日常的にサンスクリーン剤の使用をお勧めします。
効果について詳しくはこちら↓の記事にまとめました。
日焼け止めサプリの本当の使い方は日焼けしてしまった後のアフターケアになります。
こちら↓の記事にも書きましたが、
日焼け止めサプリの抗酸化作用は紫外線によって発生するフリーラジカル(活性酸素など)を無毒化して炎症を抑えてくれます。
このフリーライジカルが体内で大量に発生することで老化現象(シミやしわ)が進みます。
それを少しでも体の中から抑えるために美容に敏感な方がこぞって飲むようになったというわけです。
②子供が飲める「日焼け止め」サプリがないから
このような見解が広まってきたこともあり唯一子供用に販売されていた日焼け止めサプリも販売停止となりました。
日焼け止めサプリの中でも有名なヘリオケアかから発売されていた「ヘリオケアフォーキッズ(日本限定)」です。
そうすると、子供専用の日焼け止めサプリは私が調べた限りでは国内にはないようです。
ちなみにこちら↓が通常のヘリオケアになるのですが小さい子供が飲むには難しい大きさです。
また、サプリであるため薬の様な副作用はないとされていますが日本人はアレルギー体質の人が多いため特に子供は気をつける必要があります。
それに本当に子供に必要であれば小児科などの医療機関で取り扱われるはずです。
なので我が家では子供には日焼け止めサプリを飲ませていません。
その他の方法で日焼け対策をおこなっています。
子供の日焼けを防ぐ方法
小児皮膚科学会では次のような子供の日焼け対策を推奨しています。
- 外出の時間帯を選ぶ
- 日影など遊ぶ場所を選ぶ
- 帽子や衣類
- サンスクリーン(日焼け止め)
外出する時間帯を選ぶ
1日のうちで午前10時から午後2時までが1番紫外線量が強くなるといわれています。
この時間帯を避けて外遊びすることも紫外線対策となります。
とはいえ、紫外線を浴びることも悪いことばかりではありません。
カルシウムを体内に吸収しやすくしてくれる「ビタミンD」を生成。
健康な骨の成長に欠かせません。
なのであくまでも「過剰な日焼け」を避けることが大事だと思います。
手の平に5~10分浴びたり日影で30分過ごす程度でも十分と言われています。
ちなみに我が家では↓こちらのサイトを見て遊ぶ時間の計画を立てています。
近くの観測所と服装を選択するだけで
- ビタミンD合成に必要な日光照射時間
- 日焼け防止のための日光照射時間の上限
をリアルタイムで教えてくれるので便利です。(しかも無料!)
こんな感じ↓
帽子・サングラス・UVカット服
日焼けは軽い火傷になります。
肌に直射日差しを浴びないように帽子・サングラス・UVカット服・ラッシュガードなど衣類等で肌や目を守るだけでもだいぶ違います。
帽子を嫌がる子供も多いと思いますが好きなキャラクターを貼る、ママとお揃いにするなど習慣になるまで工夫してみるのも一つの手です。
サンスクリーン(日焼け止め)を塗る
日本小児皮膚科学会による子供の日焼け止めの基準は
日常の生活ではSPF15~20、PA++
海や山ではSPF20~40、PA++~+++を目安にしましょう。
汗や水で落ちにくい、ウォータープルーフの製品であればなお効果的です。
日常生活においてはむやみにSPF値の高いものを使う必要はなく場面によって使い分ける必要があるということです。
我が家の日焼け止め事情
子供の日焼け止め
子供の日焼け止めの選び方
- 肌への刺激が少ない成分のもの
- お湯で落とせるもの
- 伸びが良いもの
日焼け止めで肌荒れする原因の一つとして日焼け止め成分が関係してきます。
日焼け止め成分には「吸収剤」「散乱剤」の2種類があります。
この2種類ともが配合された日焼け止めが機能的にも使い心地的にも良いのですが人によっては「吸収剤」で刺激を感じたり肌荒れしやすくなったりします。
反対に「散乱剤」はお肌には低刺激だけど乾燥しやすく白浮きしやすい傾向があります。
どちらにもメリット・デメリットはありますが吸収剤で荒れてしまう場合は散乱剤を使用するなど成分を見て選ぶ必要があります。
また、日焼け止めは塗ることはもちろんですが落とすことも重要な過程です。
落とすことが肌への刺激となり肌荒れや乾燥の原因になってしまうからです。
子供用は石けんかお湯で落とせるものが多く私も両方試しましたが、小学校に上がるくらいまではお湯で落とせる方が良いと思いました。
子供のスキンケアについては下記の皮膚科の先生の著書を参考にしています。
この本によると、
- お風呂の入りすぎ
- 肌のこすりすぎ
- 石けんで洗いすぎ
が赤ちゃんや子供の乾燥肌を増長させていることになるそうです。
せっかく肌を守ろうと塗った日焼け止めを落とすために石けんで肌をゴシゴシこすってしまっては本末転倒ということです。
お気に入りの日焼け止め
我が家ではまだ石けんで顔が洗えない子供達にはお湯で落とせるアロベビー UV&アウトドアミストをリピートして使っています。
1本で日焼け止めと虫除け対策ができる便利なミストタイプの日焼け止めです。
子供は体温が高く汗をかきやすいため蚊などの虫が寄って来やすいそうです。
これなら1度で済ますことができるのでママも子供も楽に使うことができます。
- 虫除け対策もできる
- 100%天然由来
- お湯で落ちる
- ミストタイプで白浮きせず使いやすい
- 柑橘系の自然な香り
- 新生児から使える
ちなみにアロベビーの日焼け止めはSPF15なのですがどれくらい日焼けの炎症を防止できるのか?計算してみると
陽に当たって20分程で日焼けする子供の場合。
20分×15=300分(5時間)
となります。
これなら長い時間大丈夫と思われるかもしれませんがしっかり塗れていなかったり途中で汗などで落ちてしまうことを考えて外出時間はこれの半分150分くらいを目安にしています。
もちろん途中で塗り直しできれば大丈夫です。
また、行動時間が増える小学生以上や海、プールなどには向いていないため使い分ける必要があります。
石けんが使える子供にはこちらも↓
食べ物とサプリ
日焼け止めにプラスして「抗酸化作用」のある食べ物を取り入れることで肌の回復をサポートしてくれます。
我が家では、
- ビタミンA・C・E
- カロテノイド
- ポリフェノール
- オメガ3
を意識して食べるようにしています。
自然界に存在する黄色〜赤色の天然色素で光保護作用や抗酸化作用を持っていると言われています。
- トマトやスイカのリコピン
- 人参やかぼちゃのβカロテン
- ほうれん草のルテイン
など。
すいかのスイカバー切り子供達に好評でした✨見た目だけでなく食べやすいのもいいみたい。すいかはクレオパトラも愛したと言われる程美容効果が抜群の食べ物。
抗酸化作用のある
リコピン
ポリフェノール
βカロチン
美肌成分の
シトルリンが豊富日焼け対策にこの夏たくさん食べたいと思います✨ pic.twitter.com/UBckX9SN2D
— あさみん@元美容ナースブロガー (@asamin_biyou) July 20, 2019
日焼けしたなぁと思ったら抗酸化力にすぐれたビタミンA.C.Eが含まれたアボカド×トマト、アボカド×かぼちゃのサラダが美味しくておすすめ✨
日焼け対策に摂りたいビタミンは単体で摂るよりも相性が良いものを組み合わせると相乗効果が期待できます⤴︎
ビタミンACE(エース)で肌の老化予防を😊 pic.twitter.com/7mKntEQh2D
— あさみん@元美容ナースブロガー (@asamin_biyou) August 6, 2019
ぶどう、ブルーベリー、クランベリー、緑茶など。
抗酸化作用だけではなくコラーゲンやエラスチンの破壊も抑えてくれます。
貝類や魚に含まれており炎症や活性酸素を抑える効果があります。
注意が必要な食べ物
日焼けを和らげる食べ物がある一方で逆に紫外線を吸収しやすくする作用がある食べ物があります。
「光毒性」を持っている成分で有名なものが「ソラレン」です。
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類やきゅうりなどに含まれています。
ソラレンを含むものを食べてから日焼けすると、肌に痒みや赤みが出やすくなるため要注意です。
なるべく夕方以降に食べるなど工夫が必要です。
子供用サプリメント
栄養は食事から取れるのが1番ですが難しい場合は子供用のサプリメントを取り入れるのも一つの手です。
皮膚や粘膜の健康維持をサポートしてくれるビタミンA・Cなどを取り入れています。
子供の日焼け止めサプリまとめ
「飲む日焼け止め」と呼ばれる美容サプリには「塗る日焼け止め」のような紫外線をカットする効果がないため子供には必要がないこと、
子供の日焼け対策には、
- 日焼け止めを塗る
- 紫外線が強い時間帯の外出を避ける
- 帽子や服で遮る
- 抗酸化作用のある食べ物を積極的に食べる
ことを紹介しました。
子供の日焼け対策で悩んでる方のご参考になれば幸いです。