脇汗の悩みから解放されたい!という方に1度は試してもらいたい制汗剤がデトランスα(パースピレックス)です。
とはいえ、制汗剤は化粧品のように気軽にお試しができるわけではないので、
- 効果がなかったらどうしよう?
- 肌に合わなくて痒みが出たらどうしよう?
と、購入を悩まれている方も少なくないと思います。
そこでこの記事では、デトランスαの購入を迷われている方に、実際にデトランスαを使い続けている私の脇汗への効果や痒みについて紹介したいと思います。
また、痒みが出にくい使い方もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
デトランスαを使い続けている私の口コミと感想
良い点
- 高い制汗効果がある→今まで使用してきた制汗剤の中で1番脇汗への効果を感じた
- 効果が出るのが早い→個人差はあるようですが、2〜3日で汗が出なくなるのを実感。
- 日中の制汗剤が不要に→スプレータイプの制汗剤がいらなくなって荷物が減った!
- 脇汗ケアが楽になった→持続すると毎日塗らなくてよくなるので、脇汗ケアがほんとっっっに楽になった。
- 服の汗染みが気にならなくなった→好きな服が着られる。
- 臭いが軽減された
いまいちな点
- 痒みが出るときがある→間違った使い方をした時or生理前など肌が敏感な時期
- 脇汗ケアが楽になりすぎて逆に塗るのが面倒になる
- 毎日塗らなくて良いと逆に塗り忘れてまた汗が出てくる
- だんだん乾かすのが面倒になる
- 使い方を間違えると効かない
脇汗ボトックスと比較した感想
ちなみに、私自身は脇汗の悩みにずっと脇汗ボトックスを打っていました。
しかし、妊活でボトックスが打てなくなりデトランスαを使うようになりました。
正直、効果はボトックス注射の方があります。
また、ボトックスは1回打ったら4〜5か月は効果が持つので、手間の点でもボトックス注射の方が楽です。
ただし、ボトックス注射は費用が高いので(約3〜10万位)妊活が終わってもコスパの良いデトランスαを使い続けている状態です。
デトランスαは効果なし?患者さんに多かった口コミは?
- 高い制汗効果を感じた→持続使用で効果がなかったという人はいませんでした。
- 2,3日で脇汗が止まって驚いた
- ボトックスと比較したら値段が安いので続けやすい
- 効果はあったけど痒いので使うのを止めてしまった
- 朝、拭き取り忘れて肌荒れしてしまった
- 使用方法に慣れるまでが少し手間だった
デトランスαの口コミをまとめると
なので、脇汗で悩んでいる方にはぜひ試していただきたいデオドラント製品なのですが、肌が弱い方には注意が必要な製品になります。
ただ、リアルな感想を言いますと、
というのが私を含め、患者さん何人かの意見です。
本当に、他の製品では感じられないすごい制汗効果だと思います。
また、肌に自信がないという方には「敏感肌用」のデトランスαもありますし、痒みが出にくい使い方もあります。
その点も含めたデトランスαの特徴について紹介していきます。
デトランスαの特徴
- 脇汗の量が気になる
- 脇汗の臭いが気になる
- 市販の制汗剤で効果がなかった
- 服の脇の部分が黄ばみやすい
デトランスα(パースピレックス)は、デンマーク発の制汗剤です。
日本国内では2種類の販売名があります。
- Perspirex(パースピレックス)→美容クリニックや美容皮膚科での販売名
- デトランスα→日本国内の公式販売元である「YOUUP(ユーアップ)」での販売名
ですので、パースピレックスもデトランスαも同じ商品になります。
- 主要成分は塩化アルミニウム
- 肌を守ってくれる乳酸アルミニウム配合
- 1回塗ると汗とニオイを3〜5日予防
- 使い続けると使用頻度を減らしても大丈夫(週2〜3回)
- 使用のタイミングは夜寝る前
- ロールオンタイプ
- 1本で約3ヶ月
- 無香料
ちなみに、デトランスαの主要成分である「塩化アルミニウム」は、日本皮膚科学会の「原発性局所多汗症診療ガイドライン」に載っています↓
従来の治療法に関して原発性局所多汗症診療ガイドラインではエビデンスレベルにもとずいて、診療アルゴリズムが作られております。
それによると塩化アルミニウムの単純外用/密封療法は手のひら、足の裏に対して第1選択で、腋窩については単純外用で有効です。
美容クリニックだけでなく、皮膚科や形成外科での脇汗治療にも古くから使われている成分になります。
ここ最近の研究では、塩化アルミニウムを長期使用することで汗腺そのものが萎縮し、汗の生産が抑えられるといった報告もされています。
デトランスαの脇汗を止めるメカニズム
この栓が「フタ」の役割をしてくれるため発汗が減少します。
詳しく説明すると↓
①デトランスαを塗ると、アポクリン汗腺に成分がじんわりと浸透していく。
②デトランスαの塩化アルミニウムと汗腺内の水分が反応しアポクリン汗腺内で制汗物質が生成される。
③制汗物質がさらに反応して角栓をつくり、アポクリン汗腺に蓋をして汗を抑える。
また、汗腺に形成された「栓」は3〜5日程度で新陳代謝によって自然と体外へ排出されます。
ですので、汗腺がつまりっぱなしになる心配はありません。
④形成された角栓は新陳代謝によって自然と体外へ排出
痒みがでてしまうのはなぜか?
デトランスαで痒みが出てしまう原因は、塩化アルミニウムが「栓」を形成する際に生成されてしまう「塩酸」によるもので、敏感な肌の場合は炎症や痒みを引き起こしてしまうことがあるそうです。
デトランスαでは、塩酸を消滅し刺激から肌を守る「乳酸アルミニウム」を添加することで、炎症や痒みの軽減対策がおこなわれています。
痒みを我慢して使用し続けると脇が黒ずんだり色素沈着を起こす恐れがあります。
使用をやめても痒みが引かない場合はすぐに皮膚科を受診するようにしてください。
デトランスαの正しい使い方
ぜひ正しい使い方をしてください↓
- 入浴後、脇の水気をしっかりと拭き取る
- 清潔な脇にデトランスαを塗布する
- 塗布したデトランスαをしっかりと乾かす(ドライヤーの冷風モードを使用すると時短になる)
- 乾いたら服を着る
- 翌朝、塗布した脇を洗い流すか拭き取る(忘れると痒みが出やすい)
1週間目は毎晩、2週目は4回程度、3週目は2〜3回と汗をかく量によって使用頻度を調整していきます。
慣れてくると脇汗の状態で調整することができます。
使い方のポイントは、必ずお風呂上がりに塗ってください。
通常の制汗剤のように朝や日中に塗っても制汗効果は得られませんし、痒みの原因になります。
夜お風呂上がりに塗るというのは、ひとつは清潔な肌に塗るためなのと、就寝中は汗腺の活動が低下しているため成分が汗腺に浸透しやすく効果を発揮しやすいためです。
詳しい使い方はこちらの記事↓で解説しています。
デトランスαをお得に購入する方法
①美容皮膚科や美容クリニックで購入(パースピレックス)
価格4,000〜5,000円
詳しい使い方の説明が聞けたり、受診して脇汗の悩みを相談することができるメリットがあります。
②YOUUP(デトランスα公式サイト)から購入
この場合2つの購入キャンペーンがあります。
- デトランスα単品購入→初回限定の特別価格¥2,900で購入
- デトランスα定期購入→お試し定期モニター¥999で購入
定期は4回の縛りがあるので注意が必要です。
メリットとしてはYOUUP取り扱い商品ならどの商品にも変更可能ということです。
オリジナル(普通肌用)が肌に合わなかった方は、次回コンフォート(敏感肌用)に変更ができます。
まずはデトランスαを使ってみたい!という方には単品購入をおすすめしますが、色々な制汗剤を試してみたい!という方には定期購入もありですね。
パースピレックス(デトランスα)の種類
デトランスα(パースピレックス)には、脇汗用ロールオンが3タイプと手足用ローションの計4種類があります。
画像左から、
- コンフォート(敏感肌用)
- オリジナル(普通肌用)
- ストロング(強力タイプ)
- 手のひら・足の裏専用ローション
まとめ|デトランスα
デトランスαは美容クリニックや皮膚科でも取り扱いのある制汗剤ということもあり、その制汗効果は抜群です。
患者さんからの口コミも制汗効果としては良いものが多かったです。
しかし、肌への刺激が強く痒みが出たり肌荒れすることがあるため、敏感肌の方は注意が必要です。
使い方を見直すだけでも痒みが減少したという患者さんが多くいましたので、ぜひ正しい使い方で使用するようにしてください。
ただし、「痒みが持続する」「かぶれてしまった」という場合は早めに皮膚科を受診してください。
その場合は、他の治療や対策グッズを視野に入れても良いかもしれません。
個人的には脇汗対策インナーが1番手軽に使えて良かったです↓
また、手間いらずで脇汗を止める効果が1番高かったのはボトックス注射でした↓
最終手段は手術かなと思っています↓
少しでも脇汗で悩んでいる方の参考になればと思います。
※2020年から多汗症用の塗り薬の処方が開始されました!処方薬である「エクロックゲル」についてこちらの記事にまとめてあります↓