豊胸手術をしようとした友人に足りなかったもの

美容外科に勤めていたこともあり友人からはよく整形手術についての相談を受けます。

私はアンチ美容整形ではないのですが、私の話を聞いているうちに「やっぱり整形をするのはやめておこう」と思う友人が多いようです。

最終的に手術をするのかを決めるのは友人ですが、整形手術のメリットもデメリットも知っている立場からすると、やはり手放しで賛成はできません。

 

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豊胸手術を受けるために貯金をしていた友人

ある仲の良い年下の友人が以前から胸を大きくする手術『豊胸手術』に興味があるのは知っていたのですが、ずっと興味半分かな〜と思っていました。

 

しかしあるとき「豊胸手術の費用が貯まったので、手術について詳しく教えて欲しい。」と連絡がきました。

 

豊胸手術の費用はクリニックによって違いますが、およそ50万〜100万円。彼女は100万円近く貯めていました。

 

真剣に豊胸手術を受ける気でいたのです。

 

普段なら手術のメリット、デメリットを話して最後は自分で決めてねと友人にいうのですが、今回は妹のように可愛がっている友人な上に、豊胸手術とリスクの大きい手術、貧乳以外見た目の悩みがなさそうなスレンダー美人。

 

そして何より彼女が必要としているものが『整形手術』ではないような気がして、「豊胸手術はやめておきなよ。」を連呼していました。

 

しかし人間は反対されると俄然やる気がでたりするもので、とにかく彼女の胸を大きくしたい理由をとことん聞きました。

 

もちろん胸が小さいから大きくしたい!大きなバストは女性の憧れ!という理由が第一なのですが、既に彼女には長い付き合いの彼がいて、しかもその彼が豊胸手術を望んでいるわけではないのです。

彼女の本当の悩みとは

彼女は20代後半で彼と同棲して6年。なかなか結婚の話がでないと悩んでいました。

 

仕事は会社の受付をしているのですが、手に職がないため結婚や出産で職を失ったらどうしようとよく言っていました。

 

自分の20代後半のことを思い出しながら彼女のことを考えると、何も変わらない現状を何か変えたいのかなと。

 

それが豊胸というカタチになっているのかと思いました。

 

なので彼女に今彼がいなくて、仕事もしていなかったらその100万円で豊胸手術以外になにがしたいのか聞きました。

内面から輝く美人になる

結局そのあと私に内緒で、他の美容外科に豊胸手術のカウンセリングを受けにいった彼女ですが、最終的には豊胸手術をやめてそのお金で留学をしました。

 

豊胸手術をやめて、同棲している彼との結婚願望も捨てて、最初は趣味からつながる資格をちょこちょこ取っていました。

 

で、資格をとっている内に昔自分が英語を話せる様になりたかった夢を思い出し、留学しました。

 

豊胸を反対したからには彼女の新たな目標を応援しよう!と思ったものですが、資格や英語の勉強をしている彼女の姿はとても楽しそうで、逆にこっちが励まされている様でした。

 

それが3年前くらいの話で、最近その彼女から婚約しましたと報告を受けました。

 

お相手は約9年同棲した彼とです。

 

なかなか結婚の話題をださない彼を置いて、1年ほど海外へホームステイや留学へいって帰って来たらプロポーズされたそうです。

 

幸せオーラ全開の彼女は豊胸で悩んでいた頃の彼女とは別人の様でした。

 

取得した資格や留学が今のところ新たな仕事につながっているわけではないようですが、その過程が彼女の自信となり内面からキラキラと輝く女性に変えていました。

 

久しぶりに会った彼女の名言は「あのとき私に足りなかった物はバストではなく自信だった。」です。

 

彼との関係も仕事も中途半端な自分を好きになれなかったけど、それらを手放して自分のやりたいことを探しはじめたら自分を好きになれて、それが自信につながったと。

 

自信をつける方法は人それぞれです。

美容整形を受ける人も多くいます。

 

外見のコンプレックスを解消して自信をつけるというのも一つの方法ですが、彼女のように内側から得た自信というものは本当に女性を美しく魅せ、ゆらぎないものとなります。

 

まずは自分が本当に必要としているものが何か見極めることが、内側から輝く女性の秘訣なのだと実感しました。