42度洗顔の方法は?美肌になれるって本当?

 42度のお湯で洗顔をすると体の内側から美肌になれるという「42度洗顔」の方法を知って実際に試してみました。

しかし、結果的にいうと乾燥肌の進行が気になってそこまで持続することができませんでした。

今までぬるま湯洗顔が当たり前だった人にとって42度で洗顔は衝撃的ではないですか?

しかも民間療法的なものではなくちゃんと医学博士の方が研究されたエビデンスのあるものです。

42度で顔を洗うだけで美肌になれるならやりたい。

でも乾燥が気になる。

というのが美容好きの心ではないでしょうか。

そんな42度洗顔についてご紹介したいと思います。

42度洗顔で美肌になれる理由は?

 

42度洗顔で美肌になれる理由はHSP(ヒートショックプロテイン)が増加するためです。

HSP(ヒートショックプロテイン)とは熱ショックタンパク質のこと。

HSPは傷んだ細胞を修復し元気な細胞にもどしてくれる働きがあるタンパク質です。

私たちの体は水分を除くと、ほとんどがタンパク質でできています。

筋肉や内臓をはじめとして皮膚や爪、毛髪といったすみずみにいたる部位を形成してくれます。

HSPはもともと体内に存在しますが老化とともに減少します。

HSPが減少するとお肌のハリや弾力がなくなったり肌荒れなどの肌トラブルが起こります。

逆に体内に多くのHSPを増やせば、

肌の細胞が元気なる

紫外線からのダメージを修復しコラーゲンを増やしてくれる

肌トラブルが減少

ハリのある美肌になれる

ということです。

参考HP:HSPプロジェクト研究所

HSPを増やす方法

加圧や低酸素など体に少しのストレスをかけるとHSPは増えると言われています。

その中で最も手軽で安全なのが熱ストレスを与えること=皮膚を温めることです。

つまり、HSPを効果的かつ手軽に増やせる方法が「42度洗顔」ということです。

ドモホルンリンクルで有名な再春館製薬所や大学などの共同研究チームがマウスによる実験で、「42度のお湯に5分間浸けるとシワを予防できる」ということを実証しました。

42度洗顔のやり方

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42度洗顔のやり方

  1. メイクを落とした後お湯の温度を42℃に設定
  2. 3分を目安にお湯を顔にかけて洗顔する
  3. 肌が温まったら42℃のお湯で温めたタオルで顔を2分間温める
  4. その後化粧水等で保湿をたっぷりする
  5. お肌の若返りのためには朝と夜の1日2回行うことがおすすめ 

42度洗顔をやってみた感想

 

自宅で簡単にHSPを増やせるなんてやってみたい。

と意気込んでみたのはいいものの、実際に42度で洗顔してみると思っていた以上に熱くて驚きました。

男性で入浴の時に熱いシャワーでそのまま洗顔しているのにお肌が綺麗な人が居るのもこのHSPが関係してるのなら納得です。

しかし、私自身は肌の乾燥が気になってしまい数回やって持続はしませんでした。

皮膚科の医師の中には

お湯で洗うときのポイントは、体温より低い温度のお湯を使うこと。

より理想的なのは33度以下といわれています。

体温より高いお湯は感想をまねくので注意しましょう。

特に42度以上のお湯は厳禁!肌の保湿成分が流れて、ひどい乾燥肌になります。

引用元:化粧品に頼らない素肌美人の作り方

洗顔時の温度に関してこのように言っている方も居るので乾燥肌の方は注意が必要だと思います。

42度洗顔は男性のように皮脂が多い方でスッキリしたい、HSPを増やして肌細胞を元気にしたいという方にはいいかもしれません。

その場合は洗顔後の保湿を十分にするようにしてくださいね。

乾燥肌が気になる、違う方法で美肌になりたいという方はシンプルスキンケアを実践してみてはいかがでしょうか?

以下の記事で詳しく説明しています。

美肌のためのスキンケアはシンプルがいい!3つの基本ポイント!

42度洗顔はニキビ肌に良いのか?

皮脂の分泌が多いニキビ肌では42度の高いお湯で洗った方が皮脂がすっきり落ちて良いような気がしますが、実はそんなことはありません。

まず、日本皮膚科学会が推奨するニキビ患者さんに対する洗顔方法は以下になります↓

洗顔は1日2回洗顔料をつかって洗ってください。乾燥が気になる場合には保湿剤を併用してください。

引用元:日本皮膚科学会

洗いすぎも洗わなすぎも良くないということです。

また、ある皮膚科専門医の先生はすすぎの温度に関して以下のように言っています。

理想のすすぎ温度が32~36度前後である理由として、32度で酸化した皮脂は落ちるものの、36度を超えると、角質バリアの機能をサポートするセラミドやNMF(天然保湿因子)などの必要な皮脂、保湿成分までとりのぞいてしまうためです。また、水だけですと油性の汚れは落ちにくく、逆に熱いお湯は、肌に必要な潤いまで洗い流しかねないので禁物です。

引用元:https://sb-shop.maruho.co.jp/shop/pages/lab_cat2_entry-106.aspx

32度のぬるま湯で酸化した皮脂は落ちるため、ニキビ肌の場合でも42度でなくても大丈夫ということです。

むしろ、ニキビ肌の方は意外と肌が乾燥しているため必要な保湿成分まで取り除かないことがニキビ改善への正しい道だったりします。

 42度洗顔のまとめ

42度洗顔は肌を温めることでHSP(ヒートショックプロテイン)というたんぱく質を増やし美肌を手に入れる洗顔方法です。

しかし、42度という熱いお湯で洗うことから肌表面の保湿成分が流れて乾燥肌になる危険性が伴っています。

おこなう場合は洗顔後にしっかりと保湿すること、乾燥肌が気になる方は避けたほうが良い洗顔方法かもしれません。

また、42度洗顔以外にも肌にハリを出す方法は色々とあります。

個人的にはスキンケアにビタミンA(レチノール)を入れるようになってから、肌にハリ、ツヤが出るようになりました。

医療機関専売のゼオスキンなら医師の指導の元で高濃度のレチノールを入れることもできますよ。

気になる方は以下の記事もぜひ読んでみてください。

【ゼオスキン】セラピューティクの使用アイテム・順番・使い方